部屋の片隅で、一冊の本が目に留まりました。2006年発行『セラピストという生き方』。
アロマセラピーの勉強や、ホリスティックセラピストスクールの学び中だった頃
私のバイブルだった本。
この本は「セラピスト」誌で、アロマセラピストの大橋マキさんによるインタビュー連載をまとめたもの。
10名のセラピストさんへのインタビューと、実際に大橋さんが施術を受けた感想と
セラピストさんからのフィードバックが掲載されています。
この本を読んでわくわくとした高揚感がありました。

2006年生まれの長女が1歳だった頃自宅サロンスタート。
その1年半後には次女も生まれ、育児の真っ只中にいました。
「この仕事で生きていきたい」「私の存在を知ってほしい」
その一心で、毎日のようにブログを更新し、がむしゃらに突っ走っていました。
時には、足元にまとわりつく子どもたちを
「今は邪魔しないで」と疎ましく思ってしまうほど
私の心はアロマセラピーの仕事への情熱に占領されていたのです。
情熱の影で、見失いかけていたもの
あれから20年弱。
あんなに小さかった娘たちも大きくなり、家の中は静かになりました。
それと呼応するように、かつての私を突き動かしていた
「燃え上がるような熱」も
少しずつ落ち着きを見せています。
長く業界にいると
様々なものが見えてきました。
ふと気づけば、仕事に対する熱量が
次第に降下してきたように思いました。
「私の役割は、もう終わったのではないか」
「この仕事は、一部の人にしか必要とされていないのではないか」等
出口のない迷路を彷徨うような日々。
でも、久しぶりにこの本を読み返して
20年前の自分と対話する中で、ある答えに辿り着きました。
揺らぐ女性たちに、20年分の「経験」を届ける
今の私は、ただのアロマセラピストではありません。
女性ホルモンバランスプランナーとして、更年期や産後ケアなど
女性特有のゆらぎに寄り添う活動に力を入れています。
思えば、私自身が歩んできたこの20年こそが、その学びの土台でした。
産後の余裕のなさ、育児と仕事の両立に苦しんだ日々
そして年齢と共に変化する自分自身の体と心。
あの時、子どもを「邪魔」だと思ってしまったほどの葛藤も
今なら
「それはあなたが一生懸命に生きていた証拠だよ」と
同じ悩みを持つお母さんたちに
寄り添う言葉に変えることができます。
更年期の不安の中にいる方へ。
産後の孤独に震える方へ。
「女性が元気にイキイキと毎日を送ってほしい」という今の私の願いは
20年前の独りよがりな情熱ではなく
共に痛みを分かち合える成熟した願いへと進化していました。
静かな情熱を新たな一歩に
今の私には、かつてのような激しい熱量はないかもしれません。
でも、その分、静かに、深く、相手の心に共鳴できる強さがあります。
「初心にかえる」とは
20年前と同じやり方をすることではありません。
これまでの20年で積み上げてきたすべてを抱えて
もう一度「それでも、セラピストとして生きていく」と
自分自身に誓い直すこと。
仕事が中心で、家族を後回しにしてしまった自分を後悔したこともありました。
でも、そんな不器用な私だったからこそ、伝えられることがあります。
熱量が落ち着いた今
ここからが本当の「セラピストという生き方」の始まり。
一歩ずつ、また新しく。
揺らぎの中にいる女性たちが、ふと自分を取り戻せる聖域として
サロンの扉を開けていこうと思います。
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