「アロマを原液で塗ってもいいのか？」（子どもにも）
というお問合せが、先日ありました。
答えは「NO」です。
精油（アロマ）は様々な薬理作用があり
精油を使用することによって
鎮静
抗炎症
抗菌
免疫強化
自律神経調整 etc
書き切れない程の、人に良い影響を与えることもあるけれど
好ましくない作用もあります。
皮膚・粘膜刺激
神経毒性
肝毒性
腎毒性
光毒性
感作性
皮膚を荒らす可能性があること
内臓に負担がかかるということ。
精油の全てに上記のものがある訳ではないですが。
芳香植物の芳香成分が
「精油」として
小さな小瓶に入ってる時点で
かなり濃縮されている状態。
だから、肌につける際には
希釈して塗布します。
皮膚から体に入った精油は
代謝され、時間と共に排泄されます。
でも完全に排泄しきれない場合もあります。
希釈して使っても
例えば２週間使ったら、数日お休みするなど
ずっと継続して使うのは
避けた方がいいくらいなのに
それを毎日、原液で塗布していたら
どんなリスクがあるのかというのは
容易に想像できます。
たとえその時は何事もなかったとしても
そのまま使い続け
時間が経過してから
不調に襲われるかもしれません。
大人でも原液塗布は避けるべきなのに
子どもに原液を塗ったら…
と考えると、鳥肌が立ちます。
子どもは皮膚も薄いですし
代謝機能も完全ではありません。
子どもはまだまだ、体の機能が
大人のようにできあがっていないです。
「ここのメーカーのは大丈夫」
と勧められたら
その言葉をすぐに信じて
使ってしまうのでしょうか。
最初に、大丈夫な根拠を調べてください。
言葉を鵜呑みにせず
どうしても使いたいのだったら
自分で一度、調べてみて
納得してから使ってください。
使う使わないは、ご自身の判断
自己責任ですので
納得してからその様な使い方をしてください。
でも、子どもにだけは
原液塗布は、しないでほしいです。
子どもは生命力で溢れていて
自己治癒力もしっかりとあります。
熱が出たりしても
寝ていれば治っているはずです。
精油のチカラを借りなくても
回復するチカラは
大人よりもあると思います。
精油を塗布して
皮膚から吸収させることは
必要ないと考えます。
「何の為に、こどもに精油を使うのか」
という目的をしっかり考えましょう。
おのずと、答えは出てくるはずです。
なんとなく具合が悪そうだからアロマ…
というのはとても危険。
具合が悪かったら
先に医療機関を受診した方がいいです。
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全て、対面でお話しています。
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